パワハラをしてくる上司に仕返したい、と考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし「因果応報」という言葉があるように、過去の行いは自分に戻ってくるといわれています。
本記事では私が過去に目撃した、
パワハラ上司の自滅エピソードを紹介させていただきます。
実力以上のポジションを得ても本人にその器がなければ最終的には自滅してしまう…と教訓にもなりました。
新卒で初めての配属先がパワハラ上司だった
私は前職はアパレルの販売員をしていました。
その時の配属先の店長が超絶パワハラ上司でした。(今の時代だと間違いなく訴えられるレベルだと思います)
華やかで綺麗なイメージのアパレル業界ですが実際は上下関係が厳しく、女性だらけでドロドロした部分もありました。
パワハラ店長は一切笑わず、常に高圧的な態度で、当時は一緒に働くことが本当に苦痛でした。
いつも不機嫌な顔でスタッフを罵倒し、私たち部下はいつも萎縮していました。
部下からの人望は一切ないパワハラ店長ですがお局であるエリアマネージーや、本社の営業さんにはとても好かれていました。
それは、お局や上司など権力者に対しては別人のような笑顔で対応していたからです。
仕事をさぼり、部下の売り上げを横取りするパワハラ上司
当時、厳しいノルマというものはなかったのですが、個人の売り上げ目標というものがありました。
個人売上はデータで管理されており、成績によって昇進したり大型店へ異動したりします。
パワハラ店長は仕事をさぼることが多く、接客や売り上げを私たち部下に丸投げしていつも休憩を3時間くらいとっていました。
そして店長が休憩中にあまり数字が伸びていないと詰められます。
休憩は3時間、接客はしない、なのに店長は安定した個人売りの数字を持っていました。
それは、私たち部下の売り上げを横取りしていたからです。
部下の売れた商品のデータを取り込む際に自分の社員番号で取り込んでいたからです。
複数のスタッフから少しずつ横取りしていたので最初は気づきませんでした…。
店長のパワハラ行為にただひたすらに耐える毎日でしたが半年くらいで私も店長も異動になったので、物理的に離れることができました。
店長は人の売り上げを横取りして自分の手柄にしていたので、本社からの評価が高く大きい店舗にエリアリーダーとして異動していきました。
異動先でエスカレートしたパワハラ上司の不正行為
新しい異動先でも部下に対してのパワハラ行為は相変わらずでした。
予算の高い店舗での管理職ということで数字へのプレッシャーがすごかったのでしょう。
パワハラ店長の行動はエスカレートしていきました。
実力がないのに予算の高い店舗に異動してしまったので日割りを達成するために、架空の売り上げを作り上げていました。
実際には売れていないのにデータを取り込んでその日の売上計上にしていたのです。
(商品は持ってかえったり、ごみ箱に捨てていたようです。)
架空の売り上げを立てても実際に入金されているわけではないので数字が合わず、棚卸で差異がでます。(棚卸しのデータは店長が改ざんしていた)
違和感を感じた当時の副店長が、販売部トップのお局に告発して発覚しました。
役員会議中に社長から詰められて解雇されたパワハラ店長
店長が今まで行っていた以下の事が全てばれてしまい、
・部下へのパワハラ
・売り上げの横取り
・棚卸データの改ざん
・架空売上
・職務放棄
役員から詰められまくって自爆したそうです。
そして、パワハラ店長は役員会議中に全員の目の前で社長から解雇を言い渡されて、その日のうちに退職しました。
まとめ
悪いことをしたら必ず自分に返ってきます。
実力が伴わない見せかけの権力はいつか崩れます。
今、パワハラを受けて悩まれている方は自分を責めずにゆっくりと距離を取ってください。
放置しても自滅していくので自分の心を最優先にされてください。
可能であれば部署異動の相談、もしくは転職なども視野に入れてみて離れる選択をされてください。
今回はパワハラ上司の末路は自滅という体験談をご紹介しました。
強烈な体験だったので自分の人生でもかなり教訓となっています。
以下の記事では、パワハラ上司の対処法も解説しています。あわせて読んでみてください。