アパレルのままだと将来が不安…
今からほかの業種に挑戦しても大丈夫?
現在アパレル販売員をしている方で、異業種への転職に興味があるという方は多いのではないでしょうか。
結論からいうと、
アパレルから異業種への転職は可能です。
なぜなら私自身が30代でアパレル販売員→正社員で異業種のWebマーケティング職へ転職した経験があるからです。
- アパレルから異業種へ転職する方法
- 転職活動で気を付けるポイント
- アパレル経験者に向いている職種
この記事を読むことで、
転職活動を効率的に進めるための対策や成功するコツがつかめると思います。
本記事の後半では、アパレル経験者におすすめの転職サイトも紹介しているので、転職活動に迷っている方はぜひ参考にしてください。
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30代でも間に合う!アパレルから異業種への転職で必要なこと
30代でもアパレル販売から異業種への転職はもちろん可能です。
転職を成功させるために必要なポイントは以下です。
・実績やスキルを明確にする
・自分のスキルを活かした業界に行く
・未経験OKの業界に行く
・求人サイトを複数使う
自分の実績や武器となるスキルを明確にする
転職活動では一番大切なのは『自己分析』です。
販売職で得られるスキルは多いですが、
『自分が得意なこと』
『特に力を入れて頑張っていたこと』
を明確化しましょう。
アパレル販売員の好印象なスキルとは?
ここからは転職でアピールできる販売員のスキルを紹介します。
【販売スタッフ】アピールポイント
・目標達成力
・提案力
・情報収集能力
・コミュニケーション力
日々の売上に対しての目標達成力や、トレンドの流れが速いファッション業界ならではの情報収集力などが強みとなります。
接客業で鍛えられたコミュニケーションスキル、営業力は強みとしてアピールしていきましょう。
【店長・副店長】アピールポイント
・部下指導力
・店舗運営力
・問題解決能力
・営業力
現在、店長職や役職がある方は指導力や店舗運営力も強みとしてアピールできます。
リーダーシップをとりながら部下にどのような指導をしてきたか、
店舗の予算を達成するためにどう動いてきたかなど、数字や成果を絡めてアピールすることができます。
特に店長経験者は転職活動でも有利なので自分が力を入れてきたスキルをアピールしましょう。
販売経験者のコミュニケーションスキルは立派な武器になる
私が販売から転職したときに思ったのは接客経験がある人と、ない人ではコミュニケーションスキルに差があるということです。
笑顔や気遣いなどが上手な人は前職で接客や営業をしていた人が圧倒的に多いです。
反対に、会話するときに目が合わなかったり意思疎通がスムーズにいかない人は接客経験がない人が多かったです。
事務職や一般職でも電話対応や来客対応などコミュニケーションスキルを必要とすることが多いので販売で培ったスキルは武器になります。
得意なことはしっかりとアピールしていきましょう。
30代の販売経験者の転職活動で大切なのは「自分の強み×実績」
・あなたの実績やスキル
・実績に対して今までどういう努力をしたか
・自分の強みをどう活かしてクリアしたのか
「あなたを採用したら、会社にどんなメリットがあるのか」
これを採用担当者は知りたがっています。
自分の強みを発揮して結果を残した経緯と、その強みを今後どう活かしていきたいかを伝えましょう。
企業によって求められるスキルが異なるので、
入社後はこの強みを活かして○○の分野で役立てていきたい。
と、会社で活躍できる人材としてアピールしましょう。
実績→顧客数1位で表彰された
強み→コミュニケーション力、継続力、情報収集力
【実績のために努力したこと】
店舗の認知度・顧客数を増やすために、SNSで新作のおすすめコーディネートの毎日アップを継続。接客時にはお客様のトーンに合わせてニーズを細かく聞き出し、好みを把握。素材、柄などの最新トレンド情報を絡めてお客様一人一人に合った提案することで、満足度も上がり、顧客数で店舗1位獲得。顧客売上目標○○万に対して、実績○○万円を達成。
数字を絡めて具体的に話すことで説得力も増し、自分の強みをアピールできます。
職務経歴書の書き方を詳しく知りたい方は以下の記事もチェックしてみてくださいね。↓
(実際に書類審査で通過した職務経歴書の書き方をご紹介しています)
転職活動の志望理由は『前向きな姿勢』と『熱意』を伝えよう
中途採用の志望理由に大切なことは『熱意』をもって伝えることです。
採用側は志望者に対して「すぐに辞めてしまうのでは」を気にしています。
自分のスキルは御社で必ず活かせるという前向きな姿勢と、長く続けるビジョンを持っているという熱意を伝えましょう。
アパレル販売の経験が活かせる職種【体験談】
・事務職
・営業職
・美容系
・Webマーケティング職
販売職スキルの需要が高い業界に行くことで、異業種への転職も成功しやすいです。
実際に私の周りでは接客業から一般事務職・営業事務職へ転職する人が多いです。
また、接客のスキルを活かした営業職やハイブランドに転職して年収がアップした同期もいました。
自社製品をお客様へ提案する仕事は目に見えて成果がわかりますし、インセンティブが大きい場合は今より給与がアップするのでやりがいを感じられます。
また、ネット販売の商品管理やマーケティング職も販売の知識を活かせる仕事としておすすめです。
事務職
勤務時間が不規則で人間関係のストレスが大きいなどの理由から、アパレルから事務職への転職を検討する人は少なくありません。
来客対応や社内の人と関わる仕事は多いので、接客業で培ったコミュニケーションスキルは活かすことができるでしょう。
未経験者募集の企業も多いので、最低限でも問題ないのですがPCの基本的な操作は習得しておくことをおすすめします。
年収アップを狙うなら営業職
今後の自分の選択次第で年収アップの可能性は大いにあります。
とくに、インセンティブ(歩合)がある不動産関係や営業職は販売で鍛えた営業力が発揮できるのでおすすめです。
・不動産
・人材業界
・自動車メーカー
・ITサービス業界
・広告業界
美容カウンセラー、美容クリニックの受付
美容カウンセラーやエステティシャンは未経験者の求人も多く、接客業で培った知識やノウハウを活かすことができます。
コミュニケーションスキルや提案力が活かせるので、お客様一人一人に合ったカウンセリングができるでしょう。
Webマーケティング職
WebライターやWebマーケティング、商品管理やお問い合わせ業務などがあります。
私の周りもアパレル出身でWebマーケティング職に転職している人が多いです。
理由は、アパレルで培った分析力や情報収集力はマーケティング職に活かすことができるからです。
消費者の購入までの動きが対面接客と違うので面白いですし、やりがいもある仕事です。
在宅可能な仕事なので、今後の働き方を見直したいという方はおすすめです。
PCスキルがないから不安という人は支援付きwebスクールもおすすめ
販売員から異業種へ転職したいけどPCスキルがない..と感じていませんか?
デスクワークを希望していても基本的なスキルがないと未経験でもなかなか採用されにくいのが現実です。
そういう場合は転職支援付きのwebスクールもおすすめです。
【実際に使っていました】アパレルを辞めたい人におすすめの無料求人サイト
ここからは実際に私が使ってよかったと感じた転職サイトを紹介します。
転職サイトは複数使いが基本
☑転職サイトは2~3社の登録がおすすめ
(転職経験者7割以上が2社以上のサイトを併用しています)
☑【複数利用のメリット】
・選択肢が広がる
・自分に合う担当者が見つかる
・使いやすいサイトが見つかる
アパレル販売員のおすすめ転職サイトは、
ファッション求人【iDA】、クリーデンス
マーケティングや商品管理などアパレルで培った知識をそのまま活かせる求人が揃っています。
iDAとクリーデンスの口コミはこちらにまとめています。
dodaや、マイナビのような大手転職サイトは、
非公開求人が多いので登録して損はないです。
非公開求人が多い | |
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doda | |
マイナビエージェント
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求人数が多い分、多くの企業を見ることができるので登録しておいて損はないですよ。
私も転職活動時にエージェントを利用していました。
その時の担当者さん(女性の方)がアパレル販売員→転職エージェントにキャリアチェンジした経歴を持つ人でした。
同じ境遇だったので異業種に挑戦してみたいという悩みを共感してくれたり、不安な気持ちに寄り添ってくれたのがとても心強かったです。
1人だけで転職活動を進めていると思うように動けなかったり、うまくいかなくて心が折れそうになることが多くあります。
エージェントとコミュニケーションをとることで自分に足りないことや、客観的な意見も聞けるのでモチベーションアップにも繋がります。
転職スケジュールは余裕をもって立てよう【目安は5~6か月】
・事前準備(2か月)
・書類作成と面接対策(2か月)
・内定と退職手続き(2か月)
①事前準備で自己分析や気になる業界をリサーチします。
②書類作成(履歴書や職務経歴書)、面接対策をします。
③応募と書類が通過したら面接を行います。
※面接は2~3回あります。10日間隔で繰り返すので内定が出るまでに1か月半くらいは見ておこう!
④内定が出たら退職の手続きや引継ぎを行います。(2か月くらい)
エージェントを利用した場合は書類の添削、面接対策や求人の応募などすべて進めてくれるので、スケジュール管理が苦手という場合も安心です。
アパレル転職のタイミングは早いほうがいい【若いほうが転職に有利】
☑【1歳でも若いうちに転職するメリット】
・募集要項が35歳以下の企業が多い
・未経験でも挑戦しやすい
・将来性や伸びしろを重視される
転職する場合は年齢的にも若いうちに辞めたほうが転職活動もスムーズにいきやすいです。
私は31歳を過ぎてから転職したのですが、企業によっては募集に年齢制限があったので辞める場合はできる限り早いタイミングをおすすめします。
販売職から異業種へ転職できる!成功した体験談
ここからは実際に販売→異業種へキャリアチェンジした方の体験談をご紹介します。
未経験からの挑戦
不規則な働き方が、今後の生き方を考えるきっかけになった。
休みも不定期。生活リズムも不規則で辛くなり…。仕事自体にはやりがいを感じていましたが、毎日必死に数字を追いかける生活に疲れていました。会社の規模も大きくなく、このままでいいのかなと将来に不安感じて転職を決意。有給消化中の1ヶ月で10社の面接に参加したりスケジュールは大変だったが販売から事務職へ転職。転職しての大きな変化は「残業がなくなったこと」「完全週休2日制」です。事務の仕事を覚えることで精一杯ですがどんどんチャレンジして幅広い仕事をして長く勤めていきたいです。【20代・事務職】(エン転職公式サイトより引用)
夕方から深夜まで仕事。ずっと続けるイメージが持てなくなってきて…。
飲食のサービス業で働いていて、生活リズムは崩れてこのままでいいのかなと思うようになった。直接お客様と関わるより、裏方でサポートする方が自分には合っていると感じ、未経験ながらも自分のできることを伝えて営業アシスタントに転職。転職後は生活リズムも改善し、規則正しい生活ができるようになりました。【30代営業アシスタント】(エン転職公式サイトより引用)
最初はできることが少なくても、
今後活躍してくれそう!と可能性を感じてもらえることで好印象に繋がります。
自分の強みをしっかりとアピールしていきましょう。
30代販売経験者のキャリアチェンジの注意点
転職活動を始める前の注意点は以下です。
・年収が下がる可能性がある
・スケジュールをしっかりたてる
未経験職は年収が下がる場合もある
長く勤めていて役職手当などをもらっている場合は、未経験職へ転職すると若干年収が下がる可能性があります。
その場合は、時間をかけてキャリアアップを目指したり、副業OKの会社に入れば空いた時間でカバーすることもできます。
実績とキャリアを積んで、さらに転職をすれば年収は上がります。
今後の自分の選択次第で年収アップの可能性は大いにあります。
転職で年収はどうしても下げたくないという場合はインセンティブ(歩合)がある不動産関係や、営業職がおすすめです。
30代販売経験者の転職活動は計画的に
転職活動のスケジュールは無理のない範囲で計画的に進めましょう。
最終的なゴールを決めて計画的に進めないと転職は失敗してしまいます。
アパレルは終わる時間が遅いので企業の人とうまく連絡がとれなかったり、生活リズムが不規則なので思うように動けない場合もあります。
スケジュール面が不安な方は、転職エージェントの利用がおすすめです。
〇か月以内の転職を考えていると伝えるとエージェントがスケジュール管理や、動き方のアドバイスもくれるのでスムーズに進めることができます。
今はオンライン面接を取り入れている企業も多いので、比較的転職活動も進めやすいです。
【注意】異業種への転職は40代になると厳しいかも…
40代になると、販売職から正社員の異業種への転職は難しくなります。
・年齢制限がある
・即戦力を求められるので異業種は厳しい
40代だと同職種の転職をする人が多いので、異業種を目指す場合は30代のうちに転職活動を始めましょう。
【まとめ】実績をアピールして需要の高い業界を狙おう!
・実績やスキルを明確にする
・自分のスキルを活かした業界に行く
・未経験OKの業界に行く
・求人サイトを複数使う
30代の転職は実績をアピール、そして需要の高い業界を狙うと成功しやすいです。
そのためにも自分が向いていること、強みを明確にして進めましょう。