【元店長が解説】店長経験を武器にして転職成功する方法5選【店長経験は有利】

店長職からの転職は成功しやすいのか、
疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

『転職したいけど店長経験は武器になる?』
店長経験を活かせる職種ってなに?

本記事では、このようなお悩みを解決します。

本記事の内容
  1. 店長職から異業種へ転職は可能?
  2. 店長経験者が失敗しない転職活動の進め方
  3. 店長職から異業種へ転職した体験談

筆者は20代からずっと接客業をしており、
30代になって店長職からマーケティング職に転職しました。

転職したことで精神的にも体力的にも販売時代より安定した毎日を過ごせています。

記事内ではそんな私の体験談も紹介しています。

この記事を読むことで、
転職活動を効率的に進めるための対策や失敗しないためにどう動けばいいのかがわかります。

本記事の後半では、使いやすいおすすめの転職サイトも紹介しているのでサービス業の店長職をされている方は、参考にしてみてください。

記事内にプロモーションを含む場合があります。

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目次

店長経験者が未経験職でも活躍できる理由

店長職を任されているということは
「責任感や忍耐力がある人」という評価にも繋がるので、中途採用の転職活動では有利になります。

実際に私も転職活動中は面接で、

「店長業務で何が大変だったか」
「店長として力を入れていたことは何か」

ということを聞かれることが多かったです。

入社した後に採用担当者に面接の話を聞いたのですが、店長経験者という経験値が今後の期待値としてプラスになったと言われました。

中途採用で重要視されているのは『即戦力』、『育成にかかるコストが少ない』なので、ビジネスマナーが備わっていて経験値も高い店長経験者は好印象に繋がるでしょう。

ここからは、店長経験者が転職で活かせるスキルを解説します。

店長経験者の武器となるスキル

店長経験で得られるスキルは多いですが、特に幅広い職種で武器になるのは以下です。

・マネジメント力
・問題解決能力
・営業力

店長経験者がアピールできるスキル:マネジメント力

店長経験者はマネジメントスキルが強みになります。

予算達成に向けての計画・実行力という数字面や、部下を動かす部下指導スキルなど実際に成果に繋がった状況を伝えることで管理職としての能力を伝えることができます。

店長経験者がアピールできるスキル:問題解決能力

売り場の課題発見など、その場に合った問題を瞬時に見極めて解決するためのスキルです。

問題解決するためにはマーケティング・分析力・状況判断も必要になってくるので強みとして大きなアピールポイントとなります。

店長経験者がアピールできるスキル:営業力

店長経験者は営業力、コミュニケーションスキルは最大の強みです。

ビジネスにおける営業力とは、
「相手と信頼関係を築ける」ということです。

接客をする上で自分が大切にしていたことや意識していたことをアピールしましょう。

店長経験者が転職を成功するために気を付けるポイント5つ

転職活動で大事なのは『自己PR』です。

店長職の中で、自分が得意としていたこと(一番力を入れていたスキル)を深掘りしましょう。

転職活動のポイント
  1. 自分の強みを「明確化」する
  2. 「自分の強み×実績」をアピール
  3. 志望理由は『熱意』を伝えよう
  4. 店長スキルが活かせる業界を選ぶ
  5. スケジュール管理

≫自己分析診断を見てみる

店長経験者は転職活動で「自分の強み×実績」をアピールしよう

自己PRのポイント

店長職の中で特に自分が得意としていたことを分析する
その得意なこと(強み)を裏付ける体験談を実績を絡めて伝える
③将来のビジョンを絡めて長く働けることをアピール

「あなたを採用したら、会社にどんなメリットがあるのか」

これを採用担当者は知りたがっています。

自分の強みを発揮して結果を残した経緯と、その強みを今後どう活かしていきたいかを伝えましょう。

企業によって求められるスキルは異なるので、

入社後はこの強みを活かして○○の分野で役立てていきたい

と、会社で活躍できる人材としてアピールしましょう。

≫受かりやすい自己PRの書き方を見てみる

店長経験者の志望理由は『前向きな姿勢』と『熱意』を伝えよう

中途採用の志望理由に大切なことは『熱意』をもって伝えることです。

採用側は志望者に対して「すぐに辞めてしまうのでは」を気にしています。

自分のスキルは御社で必ず活かせるという前向きな姿勢と、長く続けるビジョンを持っているという熱意を伝えましょう。

店長職の自己PRの例文①(販売職の場合)

キャリアがあって経験値も高いので、販売職で店長経験があると転職活動は有利です。

実績だけでなくどんな強みを活かして達成できたのか過程を具体的に伝えましょう。

実績例(アパレル販売の場合)

実績→店舗売上達成率全国1位獲得
強み→目標達成力

【実績のために努力したこと】
売り込みアイテムが本部からの指示で決まっていたのですが、個々に月間目標点数を振り分け、それに対してどういう風に成果を上げていくかを店舗全体に落とし込みました。メインディスプレイの演出にこだわり、インスタグラムを使っておすすめ商材の発信をしました。SNSも検索しやすいトレンドのハッシュタグや実際に着用して動画として印象に残るインスタストーリーなどを活用してブランド、商品の認知度向上に努めました。接客で実際に行ったことはすべてのお客様へのおすすめの徹底や、気になっていただくためにツール活用や機能性でのメリットのご紹介を行いました。結果としてその商材は月間売り上げ〇点(目標〇点)を達成することができ、月を通しても月予算達成率〇% 達成率全国1位でした。このような目標に対しての計画力・実行力を強みにし、貴社に貢献していきたいと思います。

数字を絡めて具体的に話すことで説得力も増し、自分の強みをアピールできます。

アパレル業界の転職情報は

店長職の自己PRの例文②(飲食業の場合)

実績例(飲食の場合)

実績→店舗売上達成率全国1位獲得
強み→分析力・目標達成力

【実績のために努力したこと】
リピーター売り上げの向上、混雑時の客数アップを目標としました。

客数アップに関しては、ホールと厨房との連携の見直し、作業時と接客時の切り替えのタイミングや態度の見直し、対応別での優先順位のマニュアル作成を行い、社員から新人アルバイトまで徹底して落とし込みました。

リピーター売り上げ向上に関しては、SNSを使っておすすめメニューや限定クーポンの発信を徹底しました。SNSも検索しやすいトレンドのハッシュタグなどを活用して店舗、新商品の認知度向上に努めました。実際に行ったことはすべてのお客様へ会計時のおすすめの徹底や、気になっていただくためにお得なメリットのご紹介を行いました。

スタッフ間のコミュニケーションも気持ちよくとれるように、気遣いや感謝の気持ちを自ら伝えることでチームワーク強化に努めました。

結果、月間売り上げ〇%UP、目標客数に対してを客を達成することができ、月を通しても達成率〇% 達成率全国1位でした。このような目標に対しての分析力・実行力を強みにし、貴社に貢献していきたいと思います。

このように、実績は数字を絡めて具体的な体験談を伝えましょう。

飲食業界の転職情報は

店長経験が活かせる職種【体験談】

・人事職
・営業職

店長職

・事務職
・マーケティング職

実際に私の周りでは接客業から一般事務職・営業事務職、人事職へ転職する人が多いです。

また、接客のスキルを活かした営業職やハイブランドに転職して年収がアップした同期もいました。

自社製品をお客様へ提案する仕事は目に見えて成果がわかりますし、インセンティブが大きい場合は今より給与がアップするのでやりがいを感じられます。

また、ネット販売の商品管理やマーケティング職も販売の知識を活かせる仕事としておすすめです。

人事職

人事職は採用業務だけでなく、人材育成や会社の発展のために様々な業務を行います。

採用業務や社内でも『人』と接することが多いので、店長経験で培ったマネジメントスキルやコミュニケーション力を活かすことができます。

また店長職は情報収集や課題発見など、状況を改善するための多角的な視点が優れているので、社内の発展という場面でも力を発揮できるでしょう。

年収アップを狙うなら営業職

今後の自分の選択次第で年収アップの可能性は大いにあります。

インセンティブ(歩合)がある不動産関係や営業職は接客で鍛えた営業力が発揮できるのでおすすめです。

飲食店の店長経験者であれば、
「飲食業界の広告営業」などもスキルが活かせます。

インセンティブがある業種

・不動産
・人材業界
・自動車メーカー
・ITサービス業界

・広告業界

店長職

店長職の経験を最大限に活かせるのは、他の業界の店長職です。

ターゲット層や業界が変わっても、店長職で培ったスキルは活かすことができます。

例えばアパレル→ラグジュアリーブランドへの転職など取り扱うブランドを変えるだけでも年収アップできる可能性も高いです。

≫アパレル業界の求人を見てみる

マーケティング職

WebライターやWebマーケティング、商品管理やお問い合わせ業務などがあります。

私の周りも店長出身でWebマーケティング職に転職している人が多いです。

理由としては、店長職で培った分析力や情報収集力はマーケティング職に活かすことができるからです。

消費者の購入までの動きが対面接客と違うので面白いですし、やりがいもある仕事です。

在宅可能な仕事なので、今後の働き方を見直したいという方はおすすめです。

事務職

勤務時間が不規則で人間関係のストレスが大きいなどの理由から、店長職から事務職への転職を検討する人は少なくありません。

来客対応や社内の人と関わる仕事は多いので、接客業で培ったコミュニケーションスキルは活かすことができるでしょう。

未経験者募集の企業も多いので、最低限でも問題ないのですがPCの基本的な操作は習得しておくことをおすすめします。

≫事務職転職を成功するための方法を見てみる

店長職から転職するには準備とスケジュールが大切です!

店長職から転職したいと感じていても転職市場についての知識がないと、うまく進めることができません。

転職経験が少ないと自分に向いている仕事や職種をひとりで見極めるのは困難です。

また、サービス業は夜が遅いのでスケジュール的にも一般企業のリズムと合いにくいという難点もあります。

転職スケジュールは余裕をもって立てよう【目安は5~6か月】

転職活動のスケジュール

・事前準備(2か月)
・書類作成と面接対策(2か月)
・内定と退職手続き(2か月)

①事前準備で自己分析や気になる業界をリサーチします。

②書類作成(履歴書や職務経歴書)、面接対策をします。

③応募と書類が通過したら面接を行います。
※面接は2~3回あります。10日間隔で繰り返すので内定が出るまでに1か月半くらいは見きましょう!

④内定が出たら退職の手続きや引継ぎを行います。(2か月くらい)

転職エージェントを利用すれば企業とのやり取りや応募などすべて進めてくれるので、働きながら効率的に進めることができます。

【実際に使って良かった】店長職を辞めたいあなたにおすすめの転職サイト

転職エージェントは年収アップの相談や求人選定や面接対策、企業の応募までサポートしてくれます。

以下は実際に私がアパレル店長時代に使って良かったと感じた転職サイトです。

転職サイトを選ぶポイント

転職サイトは2~3社の登録がおすすめ
(転職経験者7割以上が2社以上のサイトを併用しています)

【複数利用のメリット】
・選択肢が広がる
・自分に合う担当者が見つかる
・使いやすいサイトが見つかる

おすすめ無料転職サイト

…親身なサポートに定評がある転職エージェントです。選任アドバイザーが求人から内定まで細かく支援してくれます。

…企業からのスカウト通知が便利。求人数、求人クオリティが豊富・サポートが充実の評価が非常に高いサイトです。

…業界最大手の『リクルート』が運営する就職相談(求人紹介)サービスです。未経験者向けの『正社員』求人が豊富に揃っています。

実際に私も転職活動時に複数のエージェントを利用していました。

その時の担当者さん(女性の方)が販売員→転職エージェントにキャリアチェンジした経歴を持つ人でした。

同じ境遇だったので異業種に挑戦してみたいという悩みを共感してくれたり、不安な気持ちに寄り添ってくれたのがとても心強かったです。

1人だけで転職活動を進めていると思うように動けなかったり、うまくいかなくて心が折れそうになることが多くあります。

エージェントとコミュニケーションをとることで自分に足りないことや、客観的な意見も聞けるのでモチベーションアップにも繋がります。

≫無料適職診断を見てみる

PCスキルがないから不安という人は転職支援付きのwebスクールがおすすめ

サービス業から異業種へ転職したいけどPCスキルがない..と感じていませんか?

デスクワークを希望していても基本的なスキルがないと未経験でもなかなか採用されにくいのが現実です。

そういう場合は転職支援付きのwebスクールもおすすめです。

≫おすすめWebスクールを見てみる

店長職の転職はタイミングが大切!【キャリアチェンジは若いうちに】

☑【若いうちに転職するメリット】
・募集要項が35歳以下の企業が多い
・未経験でも挑戦しやすい
・将来性や伸びしろを重視される

転職する場合は年齢的にも若いうちに辞めたほうが転職活動もスムーズにいきやすいです。

私は30歳を過ぎてから転職したのですが、企業によっては募集に年齢制限があったので転職する場合はできる限り早いタイミングをおすすめします。

20代で店長経験者というキャリアがあれば、実績と今後の期待値も高いので転職は有利に進めやすいです。

なぜ辞めたいと感じる人が多いの?店長職は体力的にしんどい…

店長職は責任が大きい仕事なのでもちろんやりがいはありますが、長期的に考えるとデメリットもあります。

店長職のデメリット

・土日、連休時は休めない
・責任が大きい
・会議、ミーティングが多い

・嫌われ役で辛い
・業務量が多い

基本的に土日は休めないので体力的にもきついですし、店舗の数字を管理しながら自分の売上げもキープしなければなりません。

そのうえ、在庫管理やシフト作成、スタッフ管理や店舗運営など業務量も多いのでストレスがどんどん溜まってしまいます。

時にはスタッフから陰で文句を言われてしまうこともあり、嫌われ役として負担も多い仕事です。

「仕事量=収入が見合っていない」ことがほとんどなので、離職が多い職種といわれています。

【まとめ】店長経験をうまくいかせる業界を選ぼう

転職活動のポイント
  1. 自分の強みを「明確化」する
  2. 「実績×自分の強み」をアピール
  3. 志望理由は『熱意』を伝えよう
  4. 店長スキルが活かせる業界を選ぶ
  5. スケジュール管理

店長職からの転職は決して簡単ではないですが、自分の強みを活かせる業界を選ぶことでキャリアアップも可能です。

今回の体験談・対策が転職活動のお役に立てれば幸いです。

以下の記事では、好印象な職務経歴書の書き方について解説しています。

あわせてお読みください。

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