「身内がミスをしても甘い」
「身内が理不尽なことをしても誰も逆らえない」
「仕事をしていない身内が自分よりも高い給料をもらっている」
上記の3つは家族経営の会社で働いていた私が日々感じていたことです。
日本の中小企業には家族経営・親族経営が多く存在します。
ブラックな家族経営の場合、本当に精神が削られます。
- 家族経営ってブラックなイメージがあるけど具体的にどうなのか気になる
- 家族経営の会社で働いているけどこのままでいいのか迷う
上記のようなお悩みがある方に向けた内容です。
本記事は実際に家族経営で働いていた私の体験談を元に、家族経営の特徴や見分け方、メリット・デメリットを解説します。
一例として参考にしていただけると幸いです。
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家族経営の会社で働くメリット
家族経営とは創業者とその家族が会社を所有し経営を行うことです。
メリットとしては以下です。
・アットホームな雰囲気
・親族に気に入られると意見が反映されやすい
小さい規模の会社は親族とも距離が近い分、アットホームな空気があります。
親族側に気に入られると昇進しやすかったり、場合によっては意見も通りやすかったりするでしょう。
家族経営の会社で働く理不尽なデメリット
家族経営の企業で働くうえでのデメリットは以下です。
・身内以外は理不尽な扱いを受けやすい
・風通しが悪い
・イエスマンしか出世できない
・公私混同
私が働いていた会社の場合ですが、
重要なことはすべて社長を中心に親族だけで決定することも多く、一族に都合の良い謎ルールや取り決めがあります。
(意味のない古いルールが長年改善されずそのままになっている)
家族経営でも大企業規模でしたら経営陣との距離も近くないので、このような理不尽は感じないかと思います。
しかし、少人数規模の家族経営であると身内優先なので社員は理不尽な扱いを受けることが多いです。
身内だけ高給で幹部クラス
仕事をせず成果もあげていないような息子や親族が出世して管理職ポジションにいるので、反対意見は言いづらい空気感があります。
給与関係は身内で都合よく決めているのでなかなか役職があがれなかったり、従業員は薄給ということも少なくありません。
好き嫌いで評価を決める
基本的に親族ルールなので、評価が曖昧なことが多いです。
好き嫌いで人事を決めたり、親族にとって都合の良いイエスマンが出世しやすいです。
反対に親族に気にいられていないとずっと平社員ということもあります。
社長が身内に甘い
家族経営あるあるですが、父親が社長なので身内(社長の息子が)ミスをした時も大きな問題にはなりません。
一度、息子が発注ミスで多額の損失をしたのですが、大した処分もなく理不尽さを感じました。
地雷を踏まないように発言には気をつける
ワンマン社長経営だったり、ブラックな会社だと一族の意見は絶対なので、社員の意見は聞き入れてもらえません。
家族の地雷を踏まないように普段の発言や態度はかなり気を付けないといけないので、気疲れしてしまい、強いストレスを感じることが多いです。
家族経営か見分ける方法
あなたがもし転職活動中であれば、気になる会社のHPを確認してください。
・社長の名前
・専務の名前
・役員の名前
名字が同じ場合は家族経営の会社です。
特に面接官や人事の担当者が親族の場合が多いので求人担当者も要注意です。
規模感もあまり大きくないのであれば、ブラックな可能性があるかもしれません。
また、元従業員が企業の待遇や口コミを書き込める企業の評判・口コミサイト
元従業員が家族経営について書き込んでいる場合があるので、HPだけではわからない情報を得ることができます。
社長の息子から受けたパワハラ
役員が傲慢な性格だったり、パワハラをする場合は本当に最悪です。
誰も注意する人がいないので、本人はやりたい放題です。
私自身、実際に社長の息子からパワハラを受けて苦しい思いをしました。
誰も注意できないことを利用して社員に対して高圧的な態度、めんどくさい仕事はすべて丸投げ、気にいらないことは無視…と自己中・傲慢し放題でした。
小さい家族経営の会社でなければ部署異動なども申請できたかもしれませんが、社長の息子のパワハラなのでこちらはなにもできず、ただただ耐えるしかなかったです。
社長の息子へ仕返し
これは実際に私が社長の息子に仕返しとして行った対処法です。
息子は基本的に面倒くさい仕事はすべて私に丸投げしていました。
スキルを習得するために我慢して働いていましたが、ある日すべてが馬鹿らしく思えて退職できる社内規定ギリギリの日数ですぐ退職したいと伝えました。
何も相談せずに退職希望を伝えたので、社長の息子からは嫌がらせされたり賞与もカットされましたが、
人員不足の関係で私に押し付けていた業務のほとんどをすべて息子が引き継ぐことになったので、いい気味だと思いました。
部下がいきなり退職すると、業務の穴埋めや後任への引継ぎで上司の負担が増えます。
結果的に大変な思いをするのは上司なので多少は仕返しとなります。(これくらいでは全然足りませんが…)
家族経営の会社に見切りをつけるのならば早いほうがいい
もし今、あなたが家族経営の職場で働いていて上記のようなストレスを感じないのであれば、ホワイトな職場なので問題ないと思います。
しかし、一つでも当てはまった場合は黄色信号かもしれません。
なぜなら、彼らは変わらないから。
家族経営の一族は言動や行動を変えません。
都合の良い社員は都合よく扱うので、理不尽な状態が生まれやすいです。
もし職場に違和感を感じているのであれば、転職活動を始めるタイミングかもしれません。
まとめ
今回は家族経営の特徴や、働くメリット・デメリットについてご紹介しました。
運悪くブラックな家族経営の会社に入ってしまうと、私のように理不尽な扱いを受けることもあります。
零細企業の家族経営は身内優先の考えなので、一般社員にとってはデメリットの方が多いです。
今現在、働いていてデメリットが大きい場合は環境を変えることも検討してみてくださいね。